メルカリでイイねを禁止するのはメリットなし!その理由は
メルカリでたまにこんなサムネを見ませんか?
イイねは迷惑行為でも何でも無いのにイイね禁止とか不快とか書いてある…
これだけで買う気が半減しちゃいますよね。
実際に、イイね禁止は購入者に心理的な威圧感を与え、売れにくくなる以外にも様々なデメリットがあります。
そのために、まず購入者がイイねを付ける理由を挙げてみました。
イイねは 販売見込みのあるイイね と 販売見込みの無いイイね に大別されます。
1.販売見込みのあるイイねとは
- 競合商品と比べるためのブックマーク代わりのイイね
- もう少し安くなったら購入したい値下げ目当てのイイね
- 購入したいけど購入者側で売上金が入ったら購入しようと思っているキープのイイね
- 欲しいとは思いつつ、即購入するほどではないかなと気になっている時のイイね
2.販売見込みのないイイねとは
- あきらかながらくたや、物凄く雑に描かれたファンアートなど到底売れそうにないものの出品状況をウオッチするためのイイね
- イイね禁止と強固に主張することにより逆につく冷やかしのイイね
です。
販売見込みのあるイイねから説明していきます。
競合商品と比べるためのブックマーク代わりのイイね
これは、おすすめ画面などに出てきたもので、たまたま気に入ったものがあった場合、その出品にイイねをつけて、見失わないようにしてから、再度その商品名を検索して他の競合出品と見比べて、より安くて良いものを探して購入するためにイイねをつけることです。
必然的に、最初にイイねを付けたものが一番安くて良いものであれば、購入という流れになります。
もう少し安くなったら購入したい値下げ目当てのイイね
これは、そのまんまの意味です。もうちょっと安ければ欲しいな…という出品につけるものです。イイね禁止派はこれを非常に嫌う場合が多いですが、裏を返せば商品に需要があるという目安でもあります。
別にイイねは値下げ要求ボタンではありませんので、別に値下げする必要もありません。需要があるということなので、そのままほっておいても別の人が買ってくれる場合もあります。また、イイねがたくさんついていて、出品自体に特に問題がない場合に売れない時は、少し値下げしたら売れるということも多いです。
イイねが全くついていないものは少し値下げしたくらいでは売れないことが多いので、むしろこのようなイイねは私はありがたいくらいです。(値下げせず購入してくれるのが一番ではありますが…)
購入したいけど購入者側で売上金が入ったら購入しようと思っているキープのイイね
これもそのまんまの意味です。メルカリはフリマアプリなのでイイねをつけた購入希望者も出品してる場合が多いです。あと数日で売上金が入るのでそれが入ったら購入しようと思ってイイねをつけているのです。
もちろん、その間に他の人が買っていく場合もあります。
欲しいとは思いつつ即購入するほどではないかなと気になっている時のイイね
体感的にはこのイイねが一番多いかな…とは思います。
悩んでないで買えや!とは思うかもしれませんが、自分の普段の生活を考えてみて、お店などで欲しいと少しでも思ったものを全て買っている人はいるでしょうか?いるとしたらよほどの大富豪だけだと思います。
そのため、メルカリでは即購入するほどではないけれど気になったものを見失わないためにイイねをつける人が多いのです。
また、メルカリはいくら簡単に買えるとは言え、出品者とのやり取りや商品の受け取りなどを考えるとやはり近所のコンビニで買い物するよりはめんどくさいです。なので、欲しい気はするけどこのめんどくささを超えてまではいらないかな…という心理もあります。
この、どうしてもコンビニでの買い物よりはめんどくさいというハードルは、変なマイルールなどを付けずなるべく気軽に買ってもらえるプロフィールや説明文を付けることで低くはできます。
逆にいうと変なマイルールを付けている人は、自らこの、購入者の感じるハードルを高くしているのです。
このタイプのイイねは購入にはつながらないことも多いですが、まれに購入につながることもあります。
次は販売見込みのないイイねについてです
あきらかながらくたや、物凄く雑に描かれたファンアートなど到底売れそうにない明らかものの出品状況をウオッチするためのイイね
これも文章そのままの意味ですね。
たまに、明らかに価値のないがらくた(アクリルスタンドの枠の部分だけなど)や物凄く雑に書かれた有名キャラクターの素人作のファンアートなどが出品されることがあります。
見た人はこんなの売れるわけないじゃんか…って思うようなものです。
たまに、そういう目で見ている人の中に、こんなものは売れるのか?またはあきらめて出品取り消すのか?をウォッチしたいと思う人がいます。
そのためにイイねをつけて見失わないようにするのです。
もちろん、これは販売見込みがありません。
イイね禁止と強固に主張することにより逆につく冷やかしのイイね
皮肉な事ですが、イイね不快派が、イイね禁止を強固に主張すると、冷やかしのイイねが付きやすくなります。
そもそも購入者に取ってイイねを禁止することは快く思われていないので、むしろそんな出品者には冷やかしでイイねを付けてやろうと思う人は結構いるのです。
とくに、「購入意思のないイイね迷惑です。イイねが付いたら値上げします。」と、書くとてきめんに冷やかしのイイねがつきます。
なぜなら、イイねが付いたら値上げするとわざわざ書いてあるので、本当にイイねをつけたら値上げするのか試したくなるんです。
そもそもこの文章、イイね不快派では割とよく見る内容なのですが、一文で矛盾していて面白いんですよね。
出品者が購入意思のないイイねだと断定している。
出品者はイイねをさせまいと値上げすると書いているが、そもそも購入意思のないイイねであればイイねを付けた人は値上げしようが全く構わないのではないか?
むしろ、購入意思のない冷やかしイイねを付けている人からすれば、「こいつ売れないのにまた値上げしてるよ。バカだなー」としか思われていないのです。
こうして、全く販売見込みのないイイねがたくさん付くきます。
そして、恐ろしいことに、この文章があると普通に商品を欲しい人が見たとき、買う気を無くさせる効果も高いんです。
この文章がある商品にイイねが付いてる状態で、純粋にその商品を欲しい人が見たらどう思うでしょうか?
「イイねが付いてるし、値上げしたんだ…」
って思います。そうするとなんか値上げした商品とかあんまり欲しく無くなりますよね。
なので、「購入意思のないイイね迷惑です。イイねが付いたら値上げします。」という説明文を出品物に付けるのは、販売見込みのないイイねを無駄に増やし、さらに売れにくくするある意味「効果的」な方法です。
以上が販売見込みのないイイねについての解説なのですが、ここで分かることがありますよね。
そう、普通に出品していたら販売見込みのあるイイねしか付かないんです。
そりゃたまには普通に出品してても通り魔的に意味なくイイねを付けてやろうとしている輩にイイねを付けられる可能性はあります。でも、そんなことしてもイタズラ的に面白くもなんともないんですよね。だって別にイイねを付けても何の反応もありませんから。
だから、そんな暇な輩はそうそう居ないです。
普通に出品している物なら、イイねが何個か付いていた方が売れやすい
これも重要なポイントです。イイね禁止などを付けず普通に出品している物はイイねが何個か付いていた方が売れやすいのです。
これは、その商品を欲しい人がその出品ページを見て、イイねが何個か付いていると「他にも欲しい人が居るんだ…。その人たちに買われないように即購入してしまおう」と、いう心理が働くからです。
結論 イイねを禁止するのはデメリットしかない
今までの説明でお分かりと思いますが、イイねを禁止すると
- めんどくさい人という印象を与え、取引したくない人になる
- 販売見込みのあるイイねが付かないため、購入希望者の購入検討リストに入らない
- 強固にイイねを禁止するとかえって冷やかしのイイねが付きやすくなる
- イイねを需要のバロメーターとして分析できない
- イイねが一つもついてない商品は売れにくい
と、これだけのデメリットがあるんです。
なので、イイねを禁止するのは絶対にやめた方が良いです。
ちなみにイイね通知は、メルカリの設定でOFFにできます。