ほっしーのメルカリブログ

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メルカリ事件簿 他の出品者の検索汚染ワード集をパクったら

メルカリでたまにある事件を、フィクションを交えて紹介する、メルカリ事件簿コーナーを新たに作成しました。

 

初の記事は「他の出品者の検索汚染ワード集をパクったら」です

 

メル田カリ男さんは、服を出品する際につける説明文に、出品物とは関係ないワード(その服のブランドとは関係ないブランド名など)を羅列すれば閲覧が増えるのではないかと考えました。

 

実際は検索汚染はデメリットしかない迷惑行為なのですが、メル田さんはそこまで考えが及ばなかったのです。

 

しかし、メル田さんは自分で1から検索汚染ワード集(出品物とは関係ないブランド名などを羅列した文字列)を作るのはめんどうだなと思いました。

 

そこで、たまたま見た他の人の出品物の説明欄にあった検索汚染ワード集をコピー&ペーストして、自分の出品物の説明欄に張り付けました。

 

すると数日後、コピー元の出品者から連絡があり、「コピーして勝手に利用するな」と、言われたので、メル田さんはあわてて謝罪しました。

 

しかし、相手の出品者は謝罪を受けても「この行為は著作権侵害なので訴える」と、いいはじめました。

 

メル田さんは、コピーして利用したのは悪かったけど、それが著作権侵害になるのか頭を悩ませました。

 

 

 

回答

著作権侵害にはなりません。むしろ、相手の罪にならない内容で訴えるというのは脅迫罪になる可能性があります。

 

検索汚染ワード集は、ブランド名などの羅列です。それに著作権が発生するというのは考えづらいです。

 

これが、仮に香水の説明欄で、「この香水は、森の香り、それも初夏の心地よい香りで、清涼感が…」などの独自性あふれる出品者独自のレビューであれば著作権も発生するかもしれませんが、無意味な羅列に著作権は発生しないと考えるのが通常です。

 

メル田さんのコピー&ペーストで自分の出品物に検索汚染ワード集を張り付けたのは良くはないですが、それが罪になるとは考えづらいです。

 

むしろ、(検索汚染ワード集をパクって張り付けたメル田さんも同罪ですが、)出品物と関係ないブランド名などを付けて出品していると、最悪ブランドの権利者から訴えられます。それで賠償金を払った判例もあります。

「#他社ブランド」タグ悪用は商標権侵害 メルカリめぐり異例判決...対策は?同社に聞いた : J-CAST ニュース【全文表示】

そうならなくてもメルカリの規約違反です。

 

 

そのように迷惑行為でしかない検索汚染ワード集を出品物の説明欄に入れている出品者に限って、「裁判所に訴える」まではいかなくても「事務局に違反報告する」などと強気なことを書いていることが多いです。

 

上記の通り著作権侵害には当たらないですし、メルカリ事務局に報告してもコピペした相手に何かあるのかは謎です。(たぶん何もないでしょう)。

むしろ、自分が関係ない文字列を入れて出品しているので、そのことで事務局に通報されている可能性があります。

 

とにかく検索汚染は迷惑行為で、メルカリ規約違反、最悪権利者から訴えられて賠償金を払わなければいけない行為であり、かつこちらの記事メルカリ なぜ検索汚染をしてはいけないか その大きすぎるデメリット - ほっしーのメルカリブログ (hatenablog.com)でも紹介した通りデメリットも大きいので、自作の検索汚染ワード集を作成して出品物の説明に貼り付けるのも、人の検索汚染ワード集をパクッて自分の出品物の説明に貼り付けるのもやめましょう。